052089 ランダム
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笑顔のある日々

笑顔のある日々

入院まで

1歳になる少し前から、カズはゼロゼロするようになった。
夜、急に調子がわるくなり、咳をして吐くということが多くなった。

その頃から喘息ではないかと疑うようになっていたが、
近所の町医者には、まだ、今の段階では喘息様気管支炎で
喘息と判断するには早いとのコメントをもらっていた。

しかし、あまりに調子が悪くなることが多く、喘息の専門医と言われる
(やっぱり町医者だったけど)病院に何件か診てもらったが、
どの病院も近くの町医者だったせいか、また「最初の病院で喘息と判断できないと言われた」言ったせいか、どこの病院も「最初の病院のM先生は
喘息の専門医だから、間違いない」とのコメントで
なんとなく、安心していた。

しかし、暫くしても状況はよくならず、何度か夜間救急外来にかかるようになった。

その日は、カズは39℃の熱を出していた。昼間に近所の町医者に見てもらい、ゼロゼロしているとのことで病院で吸入をしてもらっていた。
風邪薬ももらっていたので、夜も様子を見ようということになっていた。

妻が風呂に入っている間、私がカズを見ていたのだが、
なにもないのに、ゲラゲラ笑い出した。様子がおかしいので
妻に風呂から上がってもらい、夜間救急外来に行く準備をし始めたところで

いきなり、痙攣し始めた。

あわてて119番で救急車を呼んだ。後ろではカズが
「うううおおおおおー」
と叫んでいる。痙攣し始めて5分~10分ぐらいたっても収まっていなかった。

5分ほどして救急車が到着し、妻とカズはT協同病院へ。
私は後から車でついていった。

T協同病院の夜間救急外来で処置してもらい、その場で入院になった。

熱性痙攣だったが、30分ほど不定期に痙攣を継続していたとのことで
痙攣としてはあまり良くない状況とのこと。
また、それ以上に喘息の発作がひどいとのこと。

ここで処置してくれたのがY先生だった。
Y先生 「何でこんなになるまで放っておいたのですか?」
私達が今までどこの病院にいっても、喘息ではないと言われていたこと
を言うと
Y先生 「所詮、町医者でしょ。しっかり対処していかないと」
と言われた。これだけ書くと、傲慢な医者という印象があるが、
実際にはこの言葉で私達はすっきり納得した。
喘息ということであれば、悪くなった時に病院で吸入という段階から
次の段階の治療が可能なはずだった。




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